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電車内。
ドアの両サイドの席、大体の席は手摺りになっている。例えば、その手摺りに座っている人が肘をかければ側に立っている人に当たることもある。
電車内。
40代後半ぐらいの頑固そうなおじさん(以降略して4おじとする)が手摺りを肘かけにして座っていた。そこへ30代前半ぐらいのおじさん(以降3おじとする)が何も気付かずにすがった。
4おじの表情にはあきらかに不快の表情が浮かぶ。眉間にもこれ以上ないくらい皺がよっている。
4おじはその険しい眼差しで睨んだ。
しかし、3おじは背中を向けているので気付かない。
4おじは「おいっ」と言葉を発した。
しかし、3おじはipodで音楽を聞いているため気付かない。
4おじはエルボーを2発、発射した。
しかし、3おじ、電車の揺れぐらいにしか感じていないのか気付かない。
4おじはイライラしている。
3おじはipodでリズムにのっている。
二人の腰と肘はくっついたままだ。
4おじはエルボーを3発、発射した。
しかし、3おじ、またしても気付かない。
ほどなくして、4おじは肘を引っ込めた。
しかし、観念したわけでなく、4おじはイライラしたままだ。
おもむろに4おじは左手に革の手袋をはめた。
(え?なんのため?)
1分ぐらいして、左手につけた革手を右手につけかえた。ニギニギしている。
(あっイライラ解消法ね)
しかし、4おじのイライラはまだおさまらない。
そして4おじは自分の持っていたアタッシュケースを床に叩きつけた。
「バゴッ!!」
けっこうな大きな音。
イヤホンしていない人はほぼ振り返るぐらいの音。
しかし3おじはそれすら気付かない。
ついに4おじは立ち上がり、顔の距離10cmの所で仁王立ち。
そして、睨む。
ただ、ひたすら睨む。
さすがに気付いた3おじ。
まさかの見て見ぬフリ。
たしかに3おじからすれば、4おじは、いきなり視界に現れた見知らぬおじさん。しかも、右手だけ革手だし。
なおも4おじ10cmを保ちながら睨む。
(4おじ?)
皆の注目まで集めた4おじの攻撃は、ニラム。
ずっと見ていただけに、4おじがなんか滑稽に見えてきた。
ちょっと笑ってしまった僕。
その瞬間、4おじは僕の気配に気付き、こちらに矛先を向けた。
(あれ??)
そう、4おじには周りの人全てが敵なのだ。
僕は睨み返すでもなく、ただずっと見つめ、4おじの怒りを受け流してみた。
すると4おじ、自分の怒りに戸惑いを覚えた様子。
あっ、こっちじゃねぇや。みたいな。
再び3おじの前に仁王立ちする4おじ。
ふと、4おじがソワソワしていることに気付いた。
挙動不審なのだ。
(あっ次で降りるんだ)
(最後の攻撃に出るのか4おじ?)
到着。
4おじは何度も振り返り3おじに睨みを聞かしながら、降りていった。
(おーい、、)
結局、4おじの最後の攻撃は
ニラム。
なんかモヤモヤする。
でも、一番モヤモヤしているのは4おじだな。
3おじはなぜ睨まれてたのかまだ分からない様子だし。
ま、手摺りはみんなのもの。大切なのは
ゆずる心と許す心。
もし、ここまで読まれて、そんなオチかよ!!ってモヤモヤされた方。
大切なのは許す心。
ドアの両サイドの席、大体の席は手摺りになっている。例えば、その手摺りに座っている人が肘をかければ側に立っている人に当たることもある。
電車内。
40代後半ぐらいの頑固そうなおじさん(以降略して4おじとする)が手摺りを肘かけにして座っていた。そこへ30代前半ぐらいのおじさん(以降3おじとする)が何も気付かずにすがった。
4おじの表情にはあきらかに不快の表情が浮かぶ。眉間にもこれ以上ないくらい皺がよっている。
4おじはその険しい眼差しで睨んだ。
しかし、3おじは背中を向けているので気付かない。
4おじは「おいっ」と言葉を発した。
しかし、3おじはipodで音楽を聞いているため気付かない。
4おじはエルボーを2発、発射した。
しかし、3おじ、電車の揺れぐらいにしか感じていないのか気付かない。
4おじはイライラしている。
3おじはipodでリズムにのっている。
二人の腰と肘はくっついたままだ。
4おじはエルボーを3発、発射した。
しかし、3おじ、またしても気付かない。
ほどなくして、4おじは肘を引っ込めた。
しかし、観念したわけでなく、4おじはイライラしたままだ。
おもむろに4おじは左手に革の手袋をはめた。
(え?なんのため?)
1分ぐらいして、左手につけた革手を右手につけかえた。ニギニギしている。
(あっイライラ解消法ね)
しかし、4おじのイライラはまだおさまらない。
そして4おじは自分の持っていたアタッシュケースを床に叩きつけた。
「バゴッ!!」
けっこうな大きな音。
イヤホンしていない人はほぼ振り返るぐらいの音。
しかし3おじはそれすら気付かない。
ついに4おじは立ち上がり、顔の距離10cmの所で仁王立ち。
そして、睨む。
ただ、ひたすら睨む。
さすがに気付いた3おじ。
まさかの見て見ぬフリ。
たしかに3おじからすれば、4おじは、いきなり視界に現れた見知らぬおじさん。しかも、右手だけ革手だし。
なおも4おじ10cmを保ちながら睨む。
(4おじ?)
皆の注目まで集めた4おじの攻撃は、ニラム。
ずっと見ていただけに、4おじがなんか滑稽に見えてきた。
ちょっと笑ってしまった僕。
その瞬間、4おじは僕の気配に気付き、こちらに矛先を向けた。
(あれ??)
そう、4おじには周りの人全てが敵なのだ。
僕は睨み返すでもなく、ただずっと見つめ、4おじの怒りを受け流してみた。
すると4おじ、自分の怒りに戸惑いを覚えた様子。
あっ、こっちじゃねぇや。みたいな。
再び3おじの前に仁王立ちする4おじ。
ふと、4おじがソワソワしていることに気付いた。
挙動不審なのだ。
(あっ次で降りるんだ)
(最後の攻撃に出るのか4おじ?)
到着。
4おじは何度も振り返り3おじに睨みを聞かしながら、降りていった。
(おーい、、)
結局、4おじの最後の攻撃は
ニラム。
なんかモヤモヤする。
でも、一番モヤモヤしているのは4おじだな。
3おじはなぜ睨まれてたのかまだ分からない様子だし。
ま、手摺りはみんなのもの。大切なのは
ゆずる心と許す心。
もし、ここまで読まれて、そんなオチかよ!!ってモヤモヤされた方。
大切なのは許す心。
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沖原一生
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